独立系ファッションアイウェアブランドのSutyoは、2026年8月14日、電気制御でレンズ濃度を瞬時に切り替えるフラッグシップモデルを発表した。フレームに組み込まれた「ONE SLIDE」を指先で操作することで、自動調光ではなく着用者の意思で変化する新しい体験を提供する。
Sutyoはこのほど、LightShiftとColorShiftという2つのレンズシステムを搭載したアイウェアを発表した。これは従来の調光・変色レンズが環境の紫外線量に受動的に反応するのに対し、着用者が「ONE SLIDE」をスライドさせることで、数秒でクリアから濃い色合いへ電気的に切り替えられる仕組みだ。
自動変化を待つのではなく、車内や屋内など予測しにくい光環境でも、必要なタイミングで自分でコントロールできる点が特徴である。操作はフレームのテンプルに組み込まれたレバー式的な「ONE SLIDE」による直感的な方法であり、専用アプリや外部デバイスを使用しない設計となっている。
外観はスクリーンや点滅インジケーターを排したクラシックなアセテートフレームで仕上げ、内部に機構を収めることでガジェットらしさを隠蔽している。カメラやディスプレイを搭載しないため、プライバシー保護とアイウェア本来の快適性を両立させる方針だ。
素材には航空宇宙部品にも使われる17-4PHステンレス鋼の芯材と、ヒマシ油由来のバイオベースナイロンを採用し、Virtucycle®プログラムで回収・再生が可能である。また、全モデルがカスタムメイドの度付きレンズに対応しており、ファッション性と機能性の両立を図っている。
この製品は、ガジェットらしい外観を好まないスタイル愛好家や旅行者を想定している。ウェアラブルテックというより、テクノロジーを自然に生活へ溶け込ませるファッションアイテムとしての位置づけを目指している。
